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政治の「右」と「左」とは? 意味・由来・特徴を解説

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hachikundaisuki8
兄さん
兄さん

政治の話をしているときに「右」「左」っていう表現が出てくることがあるけど、あれってどういう意味なの?

はちくん
はちくん

「右」「左」って、簡単に言うと考え方の立場を表す言い方なんだ。解説していくね!

「あの政治家は右寄りだ」
「このメディアは左寄りだ」

ニュースやSNSで、こうした表現を見聞きしたことがある方は多いのではないでしょうか。

しかし、中には政治における「右」と「左」の意味について、はっきり理解していないままの方もいると思います。

実はこの「右」「左」という区分は、今から200年以上前のフランス革命期に誕生した言葉なのです。

そして現在に至るまで、「右翼」「左翼」・「右派」「左派」・「保守」「革新」といった言葉と結びつきながら、政治を語る上で欠かせない基本用語として使われ続けています。

この記事では、政治における「右」「左」の由来からそれぞれの違いについて解説していきます。

なお、この記事は「右」と「左」のどちらが優れているか・正しいのかを判断するためのものではありません。

以下に該当する方はぜひ最後までご覧ください。

こんな人におすすめ

ニュースや社会の動きに興味がある人
政治に興味関心がある人
政治における「右」「左」の違いがわからない人

「右」と「左」の由来

政治の世界で使われる「右」「左」という言葉のルーツは、18世紀に起こったフランス革命にさかのぼります。

1789年に始まったフランス革命では、絶対王政(国王がすべての権力を握る政治体制)を倒した後、新しい国の形を話し合うための議会が繰り返し開かれました。

その中でも、1792年から1975年にかけて開かれた「国民公会」という会議において、議長の席から見て右側の席には、比較的穏やな改革を求める「ジロンド派」と呼ばれる穏健派の議員たちが居ました。

そして左側の席には、より急進的な改革を求める「ジャコバン派」と呼ばれる急進派の議員たちが座っていました。

この座席の配置がもとになって、

  • 議場の右側に座る、それまでの体制をできるだけ維持しようとする穏健な立場=右翼
  • 議場の左側に座る、社会を大きく変えようとする急進的な立場=左翼

と呼ぶ習慣が生まれたと考えられています。

つまり、「右」「左」という呼び名は、もともと議場の席の位置から生まれた、いわば偶然の産物だったということになります。

「右」とは

政治の分野で「右」と呼ばれる立場は、一般に「保守」「右翼」などと同じ意味合いで使われます。

ニュースやSNSなどで「保守系の政党」などといった表現を見かけたら、政治的には「右」に近い立場を指しているということになります。

「右」(保守・右翼)の考え方に共通する特徴として、主に次の点が挙げられます。

「右」の特徴

「右」の特徴として、伝統や文化・これまで積み重ねられてきた社会の制度を大切にしようとする姿勢が挙げられます。

保守主義とはもともと、それまでの歴史や習慣を無視して社会をゼロから作り替えようとする急進的な改革に対して、いわば「ブレーキ」をかける役割を担う思想として生まれたとされています。

つまり、「昔から続いてきたものには、それなりの理由や知恵が積み重なっている」と考え、変える場合であっても急激にではなく、時間をかけて少しずつ改良していくべきだという立場です。

皇室(天皇制)や地域の伝統行事・家族のあり方などを重んじる考え方は、「右」の特徴がよく現れた例と言えます。

また、国家の独立性や安全保障を重視する傾向も特徴になります。

具体的には、日本の場合、自国の防衛力強化や、憲法改正に前向きな立場を取ることがあります。

ここで、日本の憲法改正が保守の主張と言われるのは、日本国憲法はGHQ主導で制定されたものであり、日本の伝統的な国家観とは異なる部分が多いとされているためです。

「左」とは

一方、政治における「左」は、「革新」や「左翼」と同じような意味合いで用いられます。

「革新系の政党」
「リベラルな立場」
といった表現も、多くの場合この「左」に近い立場を指しています。

※リベラルは厳密には「左」と異なる文脈で使われることもありますが、多くの人の間では「革新」に近い意味で使われることが多いです。

「左」の特徴

「左」の特徴として、これまで十分に認めてこられなかった(新しい)権利などを積極的に認めていこうとする姿勢が挙げられます。

具体的には、性的マイノリティの権利や選択的夫婦別姓制度・ジェンダー平等など、社会の変化に応じて生まれてきた課題に対して、法律や制度を変えて対応していこうとする傾向があります。

また、既存の社会の仕組みや制度に問題があると考えた場合、それを積極的に見直し、社会改革を進めていこうとする姿勢があります。

歴史的には、戦後日本において、憲法9条を維持しようとする「護憲」の立場などが「改革」政党の特徴として考えられます。

「右」と比較するとわかりやすいですが、「左」の方が既存の形を新しい形へと積極的に変えていこうとする姿勢があります。

「右」と「左」は絶対的なものではない

ここまで「右」と「左」、それぞれの特徴を説明してきましたが、実はこの区分は「この考え方が右、ある考え方が左」と一律に決められるものではありません。

その理由について、以下では3つの視点から解説します。

国によって異なる

1つ目は「国によって異なる」という視点です。

例えば次の2つの国を想定して解説します。

  1. 民主主義国家
  2. 全体主義国家

※全体主義とは、国が社会のすべてを支配し、国民の自由を認めない政治の仕組み(=独裁と同じ意味合い)を指します。

この場合、民主主義国家において全体主義を推進する主張をすると、その人々は「(極)左」として扱われることになります。

しかし、全体主義を善とする主張をする人=左という訳ではありません。

逆に、全体主義国家において民主主義を推進する主張をすると、その人々も「(極)左」として扱われることになります。

時代によって異なる

2つ目は、同じ国の話でも「時代によって異なる」という視点です。

例えば昔の社会が

  • 先生の言うことは絶対
  • 男女で役割が明確に異なる
  • 先輩にタメ語を使ってはいけない

という社会だったとします。

この時代の「右」は、昔の当たり前を守ろうとする立場
この時代の「左」は、昔の当たり前を変えようとする立場

になります。

その状況が変化して、現在の社会が次の通りになったとします。

  • 先生の主張に異論を唱えても良い
  • 男女の役割は平等
  • 先輩後輩は対等に近い

この時代の「右」は、今の当たり前を守ろうとする立場
この時代の「左」は、今の当たり前をさらに変えようとする立場

になります。

つまり、昔の社会で「左」だった考え方が、時代が進むと「当たり前」になり、今の社会では「右」がそれを守る側になるということがあります。

人によって異なる

3つ目は、同じ主張でも人によって異なるという視点です。

前提として、政治の「右」「左」は

  • 一般的な意味としての「右(保守)」「左(革新)」
  • それを見ている人が「右寄りだ」「左寄りだ」と感じる評価

の両方の側面があります。

ここで重要なのは、
「右」「左」は、見る人の価値観によって「右寄りにも左寄りにも見える」ということです。

つまり同じ政策・同じ政党・同じ発言でも、

Aさんには「右寄り」に見える
Bさんには「真ん中」に見える
Cさんには「左寄り」に見える

と言うことが普通に起こります。

図で説明すると次のような感じです。

視点の違い
視点の違い

「赤い丸は、右側・左側のどちらにありますか」

この問いに対して、Aさん・Bさん・Cさんの回答は異なります。

Aさん:右
Bさん:真ん中
Cさん:左

これと同じで、
同じ政策でも見る人の価値観によって「右寄り」「左寄り」の見え方が変わります。

まとめ

この記事では、政治における「右」と「左」について、次のようなポイントを解説してきました。

国債

「右」「左」の呼び方は、フランス革命期の議会で穏健派と急進派が座っていた座席の配置に由来する

国債

「右」は、「保守」「右翼」と同義で使われ、伝統や秩序の維持・緩やかな社会の変化などを重視する傾向がある。

国債

「左」は、「革新」「左翼」と同義で使われ、新しい人権の実現や積極的な社会改革などを重視する傾向がある

国債

「右」「左」の具体的な中身は、国や時代、そして見る人の価値観によって変わる、あくまでも相対的なものである。

おわりに

「右」「左」という言葉の意味が分かると、ニュースやSNSを通して政治家や政党のスタンス、政治的な議論についても、これまでとは違った角度から理解できるかもしれません。

ただ、人の考え方は一言で表すことができるほど単純なものでもないので、「この部分は右寄り」「この部分は左寄り」ということもあると思います。

そして、それが善悪を決めるものでもありません。

ただ、政治の話の中で「右」「左」という表現が使われることが少なくないという意味で、知っておくと理解できる話や側面もあると思います。

そして、どういった(右寄りの or 左寄りの)政策が行われるのかは、私たちが選挙で選んだ政治家が決めます。

つまり、最終的には私たち国民の意思にかかっているということです。

「右」にも「左」にも、それぞれの良さや大切にしたい価値観があります。

だからこそ、頭ごなしに否定したり、無関心のまま流されたりするのではなく、それぞれの考え方を理解した上で「自分はどんな社会であって欲しいか」を考え、一票を投じていただきたいです。

はちくん
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この記事が皆さんの参考になれば幸いです^^


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ニュースを解説する犬
こんにちは!「はちくんブログ」を運営しています。 ニュースの“わかりにくい部分”などを、できるだけやさしく説明しています。 政治・経済・社会問題は、 難しそうに見えて、実は日常生活と深くつながっています。 「専門用語なしで理解したい」 「ニュースの背景を知りたい」 そんな方に向けて、読みやすさを大切にしています。 ブログ名の“はちくん”は、以前飼っていた犬の名前です。 気軽に読めるブログにしたいと思っています! ※当サイトの内容は、一般的な情報提供・学習を目的としたものであり、 投資・政治的判断・その他の意思決定を直接助言するものでは一切ありません。
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